アドベントカレンダー

アドベントカレンダー


Frohe Weihnachten!

この日曜日はクリスマス。
クリスマスイブとクリスマスが土日に重なるのは2016年以来6年ぶりとのことです。

わが家では、クリスマスに向けて毎年アドベントカレンダーを飾ります。

アドベントカレンダーの存在を知ったのは、学生の頃「ソフィーの世界」で有名なヨースタイン・ゴルデルの「アドヴェント・カレンダー―24日間の不思議な旅」を読んだことがきっかけでした。
ストーリーの面白さもさることながら、1日1日とクリスマスが近づいてくるのを待つ感覚が新鮮でした。

アドベントカレンダーはクリスマスまでの日数を数えるために使用されるもので、24個の窓を毎日ひとつずつ開けていきます。
お菓子やコスメのアドベントカレンダーもワクワクしますが、私は紙製のアドベントカレンダーが好きです。
いつも購入するのはドイツのSellmer Verlag社のシンプルなアドベントカレンダー。
窓を開くとクリスマスの絵柄が現れて、24日が近づくにつれて賑やかな風景へと変化します。
光にかざすと暗い冬の町に明かりが灯ったようでとてもきれい。

紙を通した光にはやさしい温かみがあります。
お菓子もプレゼントも入っていないけれど、楽しさと温もりを届けてくれます。

ドイツといえば活版印刷技術を発明した近代印刷術の祖といわれるヨハネス・グーテンベルク。
このグーテンベルクが集大成として印刷したのも聖書でした。
印刷物として最古のアドベントカレンダーも20世紀初頭にドイツで刷られたものがあるそうです。
不思議なご縁を感じますね。