奥へ奥へ
「日本人よ、かくあれ」
春日大社で長年、権宮司を務められた方の書かれた本のタイトルです。
神職を長年された方ならではの目線で48のエッセイで綴られています。
最終章を読み進むと一瞬息を呑みました。
書き出しは「広島県福山市の医師会に依頼され、講演に赴いた。」
その夜の食後の二次会の内容は、私の知る方との会話で興味深いものでした。
「上へ上へと行くよりも、奥へ奥へと進みなさい」
この言葉にひかれた事。
それと
エッセイと交互に出てくる映像作家の撮った美しい大和(奈良)の写真見たさに手にとった本が
こんな身近な方とのエピソードにつながっていた一冊です。
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